专利摘要:
本発明は、通信ネットワーク内の3つ以上の通信エンティティの間のマルチパーティ呼を制御するための方法に関するものである。通信ネットワークは、サービス制御エンティティとサービス交換エンティティとを備える。サービス制御エンティティは、a)マルチパーティ呼に関連付けられているマルチパーティイベントの通知をサービス交換エンティティから受信することと、b)マルチパーティイベントを処理するための手順を判定することと、c)マルチパーティイベントを処理するための手順に従って命令をサービス交換エンティティへ送信することとを実行する。 なし
公开号:JP2011511501A
申请号:JP2010539321
申请日:2007-12-21
公开日:2011-04-07
发明作者:ロジェ;オーガスト;カスパル;ヨゼフ ノルダス,;アルフォンソ ピサニ,;ビアッジョ マイオネ,
申请人:テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル);
IPC主号:H04M3-56
专利说明:

[0001] 本発明は、通信ネットワーク内の3つ以上の通信エンティティの間のマルチパーティ呼を制御するための方法と、その方法を実行するように構成されているサービス制御エンティティと、その方法を実行するように構成されているサービス交換エンティティとに関するものである。本発明は、さらに、そのようなサービス制御エンティティまたはサービス交換エンティティの処理ユニットにロード可能なコンピュータプログラムと、そのようなコンピュータプログラムを備えるコンピュータ可読媒体に関するものである。]
背景技術

[0002] 各通信エンティティが相互に通信できるようなネットワークが提供される場合がある。通信エンティティは、有線の電話、移動電話、あるいはその他のいずれかの適切なデバイスである場合がある。通信を開始する通信エンティティは、発呼エンティティと呼ばれる場合があり、そして、発呼エンティティが通信を開始する相手である通信エンティティは、リモートエンティティまたは着呼エンティティと呼ばれる。]
[0003] 通信ネットワークにおいては、発呼エンティティによって開始され、リモートエンティティに宛てられた呼は、この呼がその宛先に到達するまでに複数の交換ノードを通ってルーティングされる。呼が通信ネットワーク内で発呼エンティティからリモートエンティティまでどのようにルーティングされることがあるかの一例を、図1を参照して示す。発呼エンティティCE−Aは、交換ノード101へ呼セットアップリクエストメッセージを送信することによって、着呼エンティティCE−Bへの呼をセットアップする。交換ノード101は、呼設定リクエストメッセージを受信して、その中に含まれる宛先番号、すなわち、典型的には、着呼エンティティCE−Bに関連付けられている番号を分析する。分析の結果に依存して、交換ノード101は、最も効率的な方法で呼をさらにルーティングするために最も適している次の交換ノードを選択することになる。この例では、交換ノード101は、交換ノード102を選択する。交換ノード102および103は、同様に振る舞い、そして、呼をさらに、着呼エンティティCE−Bに最も近い交換ノード104へルーティングする。交換ノード102および103は、それらが交換ノード101と104との間の中継機として機能することから、中継交換ノードと呼ばれることもある。次いで交換ノード104は、着信呼を着呼エンティティCE−Bに接続し、発呼エンティティCE−Aと着呼エンティティCE−Bとの間で音声接続を開始することができる。] 図1
[0004] インテリジェントネットワーク(Intelligent Network(IN))概念に従えば、サービスインテリジェンスまたはサービスロジックは、交換機能とは分離される。この分離によって、ネットワークオペレータは、ネットワークベンダに依存せずにサービスおよび機能を開発して展開することができるようになり、より柔軟なサービス展開、簡略化されたサービス投入、コスト削減、自立性の強化が可能になる。INプロトコルの例としては、インテリジェントネットワークアプリケーションプロトコル(Intelligent Network Application Protocol(INAP))、高度IN(Advanced IN(AIN))、および移動ネットワーク拡張ロジック用カスタム化アプリケーション(Customized Applicaitons for Mobile network Enhanced Logic(CAMEL))がある。INAPは、固定回線ネットワーク用に開発されたものであり、北米以外の固定回線INに使用される主要プロトコルである。AINは、北米用に開発されている変形である。]
[0005] CAMEL
CAMELは、3GPP TS 22.078で規定される、移動通信用グローバルシステム(GSM)フェーズ2+及び広帯域符号分割多元アクセス(WCDMA)(Global System for Mobile communications(GSM)Phase 2+およびWideband Code Division Multiple Access(WCDMA))ネットワーク機能である。CAMELは、コアINAPに基づいていて、とりわけ加入者の移動性を考慮した修正が加えられている。特に、CAMELによって、加入者のホーム公衆移動ネットワーク(Home Pulbic Land Mobile Network(PLMN))の域外をローミングする場合でさえ、加入者はオペレータ固有のサービスを使用できるようになる。CAMELに基づいているインテリジェントネットワーク(Intelligent Network)は、主要エンティティとして、SSF(Service Switching Function:サービス交換機能)またはgsmSSF(GSM Service Switching Function:GSMサービス交換機能)とも呼ばれる、タスクを交換するためのサービス交換エンティティと、SCF(Service Control Function:サービス制御機能)またはgsmSCF(GSM Service Control Function:GSMサービス制御機能)とも呼ばれる、サービスインテリジェンスまたはサービスロジックを含むサービス制御エンティティとを備える。]
[0006] 図2は、インテリジェントネットワークを含む通信ネットワークの概要を示している。] 図2
[0007] インテリジェントネットワークは、サービス制御エンティティSCEとサービス交換エンティティSSEとを備えており、その両方について以下で詳細に説明する。加えて、交換ノード203、204、205が示されていて、それらの各々は、移動サービス交換局(Mobile Services Switching Centre(MSC))であってもよい。交換ノード203は、発信ノードとして機能してもよく、交換ノード204は、中継交換ノードであってもよく、交換ノード205は、終端ノードであってもよい。]
[0008] インテリジェントネットワークサービスは、サービス制御エンティティSCEによって実行される。サービス制御エンティティSCEは、CAMELまたはINAPのようなインテリジェントネットワークプロトコルを使用してサービス交換エンティティSSEと通信することができる。サービス交換エンティティSSEは、発呼エンティティCE−Aから着呼エンティティCE−Bへの呼を制御する場合に、交換ノード203と同一位置に配置されていることが望ましいが、別の交換ノードで同一位置に配置されてもよい。]
[0009] サービス制御エンティティSCEは、インテリジェントネットワークにおいて主導的役割を持ち、ある呼について一部のサービスが可能であるか不可能であるかを決定することができる。サービス制御エンティティSCEは、サービス交換エンティティSSEによって実行されることになる命令をサービス交換エンティティSSEへ送信する。]
[0010] インテリジェントネットワーク概念の適用を伴うと、呼制御には事実上2つのレベルとして、(1)交換ノードによる呼制御と(2)SCEによる呼制御とがある。2つの制御レベルが互いに別であることが原因で、ある呼について交換ノードで実行されるサービスに起因してINサービスが追加で呼び出される場合、矛盾が生じることがある。これは、例えば、第1の通信エンティティCE−Aがマルチパーティ呼を設定する場合でもあり得る。アクティブであって待機中である第2の通信エンティティCE−Bに対する第1の呼と、アクティブであって音声接続中である第3の通信エンティティCE−C(図6を参照して以下で説明する)に対する第2の呼という2つの呼に、第1の通信エンティティCE−Aが、マルチパーティ呼の確立より先に関わることがある。次いで、第1の通信エンティティCE−Aは、2つの呼がマージされるマルチパーティ呼を開始することがある(図7を参照して以下で説明する)。] 図6 図7
[0011] マルチパーティサービス
マルチパーティサービスは、MSCのような交換ノードの制御によってかつその制御の下で実行されるいわゆる付加サービスまたはネットワークベースのサービスである。マルチパーティサービスは、第1の通信エンティティCE−A(発呼エンティティまたは着呼エンティティ)に、マルチ接続呼、すなわち、第2の通信エンティティおよび第3の通信エンティティとの同時通信を確立する能力を与える。実際には、4つ以上の通信エンティティが関与してもよい。マルチパーティ呼を確立している通信エンティティは、「マルチパーティサービス加入者(multi party served subscriber)」または「マルチパーティサービス加入エンティティ(multi party served entity)」と呼ばれる場合もある。強調されるべきことは、あるエンティティがマルチパーティ呼を確立する場合、この呼エンティティと接続される各々の呼は、相互に依存せずに、着信または発信してもよいことである。また、マルチパーティ呼に参加するけれどもマルチパーティ呼を開始しなかった通信エンティティは、リモート通信エンティティと呼ばれることもある。]
[0012] GSMおよび3Gネットワークについては、マルチパーティサービスは、3GPP技術仕様22.084に規定されている。]
[0013] 例えば、マルチパーティサービス加入エンティティCE−Aは、第2の通信エンティティCE−Bとの音声接続をする1つのアクティブな呼と、第3の通信エンティティCE−Cとの保留中の1つのアクティブな呼という2つの呼に関与し、両方の呼は、それぞれの着呼エンティティである第2の通信エンティティCE−Bと第3の通信エンティティCE−Cとによって応答されている。この状況で、マルチパーティサービス加入者CE−Aは、マルチパーティサービスを実行することをネットワークにリクエストすることができる。]
[0014] マルチパーティ呼が一旦確立されると、さらなる通信エンティティが、マルチパーティ呼に追加されてもよいし、マルチパーティ呼から切断されてもよいし、マルチパーティ呼から一時的に分離(すなわち削除)されてもよいし、そして、一時的に分離された場合には、マルチパーティ呼に再接続されてもよい。]
[0015] マルチパーティ呼に参加している加入者または通信エンティティは、会議出席者と呼ばれる場合もある。]
[0016] この付加サービスを呼び出す際に、マルチパーティサービス加入者CE−Aに対して確認応答が送信され、他方、マルチパーティ呼においてはすべてのリモートパーティに対して通知が送信される。マルチパーティ呼は、確立された直後は3人のパーティだけで、すなわち、マルチパーティサービス加入者(第1の通信エンティティCE−A)と、呼び出しの瞬間まではマルチパーティサービス加入者(第1の通信エンティティCE−A)との2つの別個の呼を行っていた他の2人の加入者(第2の通信エンティティCE−Bおよび第3の通信エンティティCE−C)とで構成されることになる。この段階で、他の通信エンティティ(第4、第5等)は、マルチパーティサービス加入者がこれを決定する場合、マルチパーティ呼の中に含まれ得る。新たな通信エンティティがマルチパーティ呼に追加される度に、すべてのリモートの通信エンティティに対して、すなわち、第2、第3等の通信エンティティに対して、(すなわち、マルチパーティサービス加入者CE−Aに対してではなく)通知が送信されてもよい。また、通知は、リモートの通信エンティティが保留にされたり検索されたりする場合に、それらへ送信されてもよく、これらの保留および検索に関する通知は、通常の呼保留(Call Hold)手順に従う。]
発明が解決しようとする課題

[0017] 上述のように、マルチパーティサービスは、交換ノードによって実行されて、かつ交換ノードの制御下にあるネットワークベースのサービスである。他方、INサービスは、サービス制御エンティティの制御下で実行され、一定の呼だけについて呼び出される。これもまた2つの制御レベルが互いに別であることが原因で、ある呼について、交換ノードで実行されるマルチパーティサービスに起因してINサービスが追加で呼び出される場合、矛盾が生じることがある。]
[0018] 通信ネットワークにおいてマルチパーティ呼の処理を向上させる解決策を提供することが、1つの目的である。]
課題を解決するための手段

[0019] 一実施形態に従えば、通信ネットワーク内で3つ以上の通信エンティティの間のマルチパーティ呼を制御するための方法が提供される。通信ネットワークは、サービス制御エンティティとサービス交換エンティティとを備える。サービス制御エンティティは、
a)マルチパーティ呼に関連付けられているマルチパーティイベントの通知をサービス交換エンティティから受信することと、
b)マルチパーティイベントを処理するための手順を判定することと、
c)マルチパーティイベントを処理するための手順に従って命令をサービス交換エンティティへ送信すること
とを実行してもよい。]
[0020] 別の実施形態に従えば、この方法は、さらに、指示されているマルチパーティイベントの通知を送信することをサービス交換エンティティにリクエストすることが含まれる。]
[0021] マルチパーティイベントの通知には、マルチパーティ呼をセットアップするための3つ以上の通信エンティティのうちの1つからのリクエストが含まれてもよい。マルチパーティイベントを処理するための命令には、マルチパーティ呼が許可されているか否かを示す許可指標が含まれる。]
[0022] 動作b)には、サービスロジックを適用することが含まれてもよい。]
[0023] マルチパーティイベントの通知には、マルチパーティイベントに関連付けられている少なくとも1つの通信エンティティの指標が含まれてもよい。]
[0024] 動作b)には、さらに、マルチパーティイベントに関連付けられている少なくとも1つの通信エンティティの指標と組み合わせてサービスロジックを適用することが含まれてもよい。]
[0025] マルチパーティイベントには、
会議が確立された(66)
会議が切断された(67)
他のパーティが追加された(68)
分離された(69)
再接続された(70)
他のパーティが分離された(71)
他のパーティが再接続された(72)
他のパーティが分割された(73)
他のパーティが切断された(74)
会議が浮動している(75)
ことのうちの1つが含まれてもよい。]
[0026] さらに、上記に従う方法を実行するように構成されているサービス制御エンティティが提供される。]
[0027] 別の実施形態に従えば、通信ネットワーク内で3つ以上の通信エンティティの間のマルチパーティ呼を制御するための方法が提供される。通信ネットワークは、サービス制御エンティティとサービス交換エンティティとを備える。サービス交換エンティティは、
a)マルチパーティ呼に関連付けられているマルチパーティイベントの通知を受信することと、
b)通知をサービス制御エンティティへ送信することと、
c)マルチパーティイベントを処理するための手順に従って命令をサービス制御エンティティから受信することと、
d)受信した命令に従ってマルチパーティイベントを処理すること
を実行しても良い。]
[0028] 一実施形態に従えば、この方法は、さらに、指示されているマルチパーティイベントの通知を送信するためのリクエストをサービス制御エンティティから受信することが含まれる。]
[0029] マルチパーティイベントの通知には、マルチパーティ呼をセットアップするための3つ以上の通信エンティティのうちの1つからのリクエストが含まれてもよい。マルチパーティイベントを処理するための命令には、マルチパーティ呼が許可されているか否かを示す許可指標が含まれてもよい。]
[0030] 動作d)には、マルチパーティイベントを許可指標に従って不許可にするかまたは許可することが含まれてもよい。]
[0031] マルチパーティイベントの通知には、マルチパーティイベントに関連付けられている少なくとも1つの通信エンティティの指標が含まれてもよい。]
[0032] マルチパーティイベントには、
会議が確立された(66)
会議が切断された(67)
他のパーティが追加された(68)
分離された(69)
再接続された(70)
他のパーティが分離された(71)
他のパーティが再接続された(72)
他のパーティが分割された(73)
他のパーティが切断された(74)
会議が浮動している(75)
ことのうちの1つが含まれてもよい。]
[0033] 一実施形態に従えば、上記に従う方法を実行するように構成されているサービス交換エンティティが提供される。]
[0034] 一実施形態に従えば、サービス制御エンティティまたはサービス交換エンティティの処理ユニットにロード可能なコンピュータプログラムが提供される。このコンピュータプログラムは、上記に従う方法のいずれか1つを実行するように構成されているソフトウェアコードの一部を備えるコンピュータプログラムを備える。]
[0035] さらに、一実施形態に従えば、上記に従うコンピュータプログラムを備えるコンピュータ可読媒体が提供される。]
[0036] 次に、これらの実施形態について、例示することだけを目的として、添付の略図を参照しながら記述するが、図面では、対応する参照記号は、対応する部分を指す。]
図面の簡単な説明

[0037] 先行技術に従う呼のルーティングのための通信ネットワークの第1の概略図である。
本発明の一実施形態に従う通信ネットワークの概略図である。
一般的なコンピュータの概略図である。
サービス制御エンティティの一実施形態のブロック図である。
サービス交換エンティティの一実施形態のブロック図である。
マルチパーティ呼の確立の前の、2つの呼を確立している第1の通信エンティティのネットワークアーキテクチャを示す図である。
マルチパーティ呼の確立の後の、2つの呼を確立している第1の通信エンティティのネットワークアーキテクチャを示す図である。
一実施形態に従うフロー図である。
別の実施形態に従うフロー図である。]
実施例

[0038] 図2を参照して、タスクを交換するためのサービス交換エンティティSSEおよびサービスインテリジェンスまたはサービスロジックを備えるサービス制御エンティティSCEのようなネットワーク要素を備える、通信ネットワークの説明を提供する。サービス制御エンティティSCEもサービス交換エンティティSSEもどちらも、コンピュータとして構成されてもよく、その実施形態を以下で説明する。もちろん、図3を参照して記載されるように、コンピュータとして構成される他のネットワーク要素、例えば、交換ノードが、提供されてもよい。] 図2 図3
[0039] 実際、通信エンティティを含めて、実施形態の中で記載されるすべてのネットワーク要素は、コンピュータとして構成されてもよい。図3は、コンピュータの一例の一般的な実施形態の概要を示している。この記載は、例えば、パーソナルコンピュータ、サーバ、ラップトップ、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、パームトップ、電話のような、複数の種類のデバイスについて言及することもできる。これらのデバイスはすべて、異なる種類のコンピュータであってもよい。] 図3
[0040] 図3は、算術演算を実行するための処理ユニットPUを備えるコンピュータ10の一実施形態の概略ブロック図を示している。プロセッサユニットPUは、命令とデータとを記憶することができるメモリMEに接続されている。メモリMEは、テープユニット、ハードディスク、読出専用メモリ(ROM)、電気的消去可能読出専用メモリ(EEPROM)、およびランダムアクセスメモリ(RAM)のうちの、1つ以上によって構成されてもよい。メモリMEは、コンピュータ10が上記の実施形態を実行することができるようにするため、プロセッサユニットPUによって読取可能かつ実行可能な命令を備えてもよい。] 図3
[0041] また、プロセッサユニットPUは、例えば、キーボードKEのような1つ以上の入力デバイスと、例えば、ディスプレイDIのような1つ以上の出力デバイスと、例えば、フロッピィ、CD ROMのCR、DVD等の1つ以上の読取ユニットRUとに接続されてもよい。]
[0042] また、図3に示されるコンピュータ10は、例えば、インテリジェントネットワークのようなネットワークを介して他のコンピュータ(不図示)と通信するように構成されている入出力デバイス(I/O)を備える。また、もちろん、入出力デバイス(I/O)は、別個の入力デバイスIと出力デバイスOとして構成されてもよい。] 図3
[0043] しかしながら、当業者には知られているその他のメモリユニット、入力デバイス、読取デバイスがさらに提供されてもよいことが理解されるべきである。]
[0044] 加えて、必要に応じて、それらのうち1つ以上が、プロセッサユニットPUから物理的に離れた位置にあってもよい。プロセッサユニットPUは、1つのボックスとして示されているが、当業者には周知であるように、並行して機能するかまたは1つの主プロセッサユニットによって制御される複数のプロセッサユニットを備え、それらが互いに離れて位置してもよい。]
[0045] 注意すべきことは、図3のすべての接続は物理的接続として示されているが、これらの接続の1つ以上は、無線で行われうることである。それらは、「接続された」ユニットが何らかの方法で相互に通信するように構成されていることを示すことが意図されているにすぎないことである。] 図3
[0046] コンピュータ10は、コンピュータとして示されているが、このコンピュータ10は、本明細書で論じられる機能を実行するように構成されているアナログおよび/またはデジタルおよび/またはソフトウェア技術を用いる、いずれかの信号処理システムであってもよい。]
[0047] 背景技術の議論の中で記載されるように、CAMELに基づいたインテリジェントネットワークは、SSF(Service Switching Function:サービス交換機能)とも呼ばれる、交換タスクのためのサービス交換エンティティSSEと、SCF(Service Control Function:サービス制御機能)またはgsmSCF(GSMService Control Function:GSMサービス制御機能)とも呼ばれる、サービスインテリジェンスまたはサービスロジックを備えるサービス制御エンティティSCEとを、主要エンティティとして備える。サービス制御エンティティSCEとサービス交換エンティティSSEとはいずれも、コンピュータとして構成されてもよく、その実施形態を以下で説明する。]
[0048] サービス制御エンティティ
図4は、メッセージを受信するための入力デバイスI4と、メッセージを送信するための出力デバイスO4と、メッセージおよび情報を処理するためのプロセッサユニットPU4と、情報を記憶すること及び取得することの少なくとも一方を実行するためのメモリME4とを備えるサービス制御エンティティSCEを示している。] 図4
[0049] サービス制御エンティティSCEは、スタンドアロンデバイスであってもよく、そして、入力デバイスI4と出力デバイスO4とは、それぞれ、メッセージを受信するための受信ユニットとメッセージを送信するための送信ユニットとのような、外部インタフェースであってもよい。しかしながら、サービス制御エンティティSCEが、例えば、交換ノードのハードウェアサブユニットおよび/またはソフトウェアサブユニットとして、交換ノードにおいて動作することも考えられる。サービス制御エンティティSCEは、交換ノードにインストールされ、かつ、交換ノードにおいて操作されてもよく、そして、ユニットI4とユニットO4とユニットP4とユニットME4とのいずれも交換ノードと共有しなくてもよいし、あるいはユニットI4とユニットO4とユニットP4とユニットME4との少なくとも1つを交換ノードの各ユニットと共有してもよい。代替実施形態として、交換ノードの処理ユニットにロードされるコンピュータプログラムに従ってサービス制御エンティティSCEがある。]
[0050] サービス交換エンティティ
図5は、メッセージを受信するための入力デバイスI5と、メッセージを送信するための出力デバイスO5と、メッセージおよび情報を処理するためのプロセッサユニットPU5と、情報を記憶することを及び取得することの少なくとも一方を実行するためのメモリME5とを備えるサービス交換エンティティSSEを示している。] 図5
[0051] サービス交換エンティティSSEは、スタンドアロンデバイスであってもよく、そして、入力デバイスI5と出力デバイスO5とは、それぞれ、メッセージを受信するための受信ユニットとメッセージを送信するための送信ユニットとのような、外部インタフェースであってもよい。サービス交換エンティティSSEは、例えば、交換ノードのハードウェアサブユニットおよび/またはソフトウェアサブユニットとして、交換ノードにおいて動作していることが望ましい。サービス交換エンティティSSEは、交換ノードにインストールされ、かつ、交換ノードにおいて操作されてもよく、そして、ユニットI5とユニットO5とユニットPU5とユニットME5とのいずれも交換ノードと共有しなくてもよいし、あるいはユニットI5とユニットO5とユニットPU5とユニットME5との少なくとも1つを、メッセージを受信するための入力デバイスとメッセージを送信するための出力ユニットとメッセージおよび情報を処理するためのプロセッサユニットと、好ましくは、メモリとを備える、交換ノードの各ユニットと共有してもよい。一実施形態に従えば、交換ノードのプロセッサユニットにロードされるコンピュータプログラムに従って、サービス交換エンティティSSEが提供される。]
[0052] 呼がマルチパーティ呼の一部となることをCAMELサービスが許容する場合、問題が生じる可能性がある。第1の通信エンティティCE−Aが、この呼についてマルチパーティサービスを呼び出す場合、すなわち、第2の通信エンティティCE−Aと音声接続している呼と、第3の通信エンティティCE−Cとの保留にされている呼とを会議呼につなぐ場合には、この加入者からのそれぞれの呼のCAMELサービスは、呼がマルチパーティ呼に変わっていることに気付かないであろう。これについて、図6および7を参照しながら説明する。] 図6
[0053] 図6は、第1の通信エンティティCE−Aがマルチパーティ呼を呼び出す前の状況を示している。2つの発信呼、すなわち、第1の通信エンティティCE−Aと第2の通信エンティティCE−Bとの間の1つの呼と、第1の通信エンティティCE−Aと第3の通信エンティティCE−Cとの間のもう1つの呼とが、第1の通信エンティティCE−Aから開始されている。2つの区間(レグ:leg)が作成される。第1の区間には、交換ノード203−A(A−B)、204−B、205−Bと第1のサービス交換エンティティSSE−ABとを含んでいる。] 図6
[0054] 文字列中のA−Bという指標は、それが第1の通信エンティティCE−Aと第2の通信エンティティCE−Bとの間の接続についてのプロセスのことを参照することを示すために使用されている。同様に、以下で使用されるA−Cという指標は、それが第1の通信エンティティCE−Aと第3の通信エンティティCE−Cとの間の接続についてのプロセスのことを参照することを示すために使用される。従って、交換ノード203−A(A−B)とは、第1の通信エンティティCE−Aから第2の通信エンティティCE−Bへの呼についての交換ノード203におけるプロセスのことを参照し、同様に、交換ノード203−A(A−C)とは、第1の通信エンティティCE−Aから第3の通信エンティティCE−Cへの呼についての交換ノード203におけるプロセスのことを参照している。]
[0055] 第2の区間には、交換ノード203−A(A−C)、204−C、205−Cと第2のサービス交換エンティティSSE−ACとを含んでいる。]
[0056] それぞれの交換ノード203、204、205の間では、ISDNユーザ部分(ISDNUser Part(ISUP))、ベアラ独立呼制御(Bearer Independent Call Control(BICC))またはSIP−Iシグナリングが使用される。本発明の残りの部分では、ISUPだけについて言及するが、情報を有する読者であれば、適用可能な場合にはBICCおよびSIP−Iも同様に使用できることを理解するであろう。]
[0057] 図7は、第1の通信エンティティCE−Aがマルチパーティ呼サービスを呼び出した後の状況を示している。呼の連鎖(呼チェイン:call chain)には、サービス交換エンティティSSEの2つの例、すなわち、第1のサービス交換エンティティSSE−ABと第2のサービス交換エンティティSSE−ACとが存在している。] 図7
[0058] 第1のサービス制御エンティティSCE−ABは、例えば、呼応答または呼切断のような呼イベントについて情報提供されることを、第1のサービス交換エンティティSSE−ABに命令してもよいだろう。しかしながら、サービス制御エンティティSCE−AB、SCE−ACは、マルチパーティ呼が確立されることを知らないであろう。]
[0059] マルチパーティ呼が確立される場合、第2の通信エンティティCE−Bおよび第3の通信エンティティCE−Cが会議に加えられ、第1の通信エンティティCE−A、第2の通信エンティティCE−Bおよび第3の通信エンティティCE−Cからの音声情報が、交換ノード203−Aの中に位置していて、または、交換ノード203−Aによって制御されている会議デバイスを通してルーティングされる。会議呼の中の各通信エンティティは、会議呼の中の他の通信エンティティの合成音声を受信することになる。この時点から先は、(例えば、クレジット情報のような)いかなる情報が、サービス制御エンティティSCEによって制御される音声チャネル上で1つの通信エンティティに向かって送信されるとしても、他の通信エンティティにも聞こえる。]
[0060] 会議呼が確立された後、2つのサービス制御エンティティSCE−ABとSCE−ACとのうちの1つが、その接続先であるサービス交換エンティティSSE−Aに、すなわち、それぞれSSE−ABまたはSSE−ACに、帯域内情報(トーンもしくはアナウンス)を第1の通信エンティティCE−Aに対して送信することを指示してもよいだろう。この情報は、実際、情報が意図されていない1つ以上の他の通信エンティティCE−B、CE−Cからも聞こえるであろう。]
[0061] さらに、マルチパーティ呼に参加している第2の通信エンティティCE−Bおよび第3の通信エンティティCE−Cのアイデンティティは、それぞれのサービス制御エンティティSCEには知られないであろう。従って、例えば、一定の加入者が国際会議呼に参加しないことをサービス制御エンティティSCEが要望する場合、(a)サービス制御エンティティSCEはマルチパーティ呼が確立されていることを知らず、かつ、(b)サービス制御エンティティSCEはマルチパーティ呼のすべての参加者のアイデンティティを知らないため、サービス制御エンティティSCEは、このポリシーを実施することはできない。例えば、サービス制御エンティティSCE−ABは、各々の呼についての第1の通信エンティティおよび第2の通信エンティティのアイデンティティを知っているだけである。この場合もやはり強調されるべきことは、会議呼における呼区間は、独立したサービス制御エンティティSCEの例によって制御されることである。]
[0062] ITU−T勧告Q.734に従えば、サービス提供されるユーザ側でのマルチパーティ呼出をリモートパーティに通知することをMSCが要望する場合には、「汎用通知(Generic Notification)」パラメータを備えるISUP呼進行(ISUP Call Progress(CPG))メッセージが使用され、それには以下の指標が含まれてもよい。]
[0063] 会議が確立された
会議が切断された
他のパーティが追加された
分離された
再接続された
他のパーティが分離された
他のパーティが再接続された
他のパーティが分割された
他のパーティが切断された
会議が浮動している
ISUP CSPメッセージは、ISUP CPGに示されているように、マルチパーティイベントが適用される会議出席者の数を搬送する能力を持たない。]
[0064] 実施形態
以下に、上記の欠点を克服する複数の実施形態を提供する。]
[0065] サービス制御エンティティ
一実施形態に従えば、図8に示す方法が提供される。この方法は、通信ネットワーク内の3つ以上の通信エンティティの間のマルチパーティ呼を制御するためのサービス制御エンティティSCEによって行われてもよく、前記通信ネットワークは、サービス制御エンティティとサービス交換エンティティとを備え、前記サービス制御エンティティは、
a)マルチパーティ呼に関連付けられているマルチパーティイベントの通知をサービス交換エンティティから受信すること(動作901)と、
b)マルチパーティイベントを処理するための手順を判定すること(動作902)と、
c)マルチパーティイベントを処理するための手順に従って命令をサービス交換エンティティへ送信すること(動作903)とを実行する。] 図8
[0066] 一実施形態に従えば、この方法は、さらに、指示されているマルチパーティイベントの通知を送信することをサービス交換エンティティにリクエストすることが含まれる。これは、特定のマルチパーティイベントの通知が動作901で受信されるようにサービス交換エンティティSSEに命令するために、動作901の前に行われてもよい。これによって、サービス制御エンティティSCEが、自分が関心のあるこれらのマルチパーティイベントの通知だけを受信することが可能になり、従って、マルチパーティ呼を制御する場合にサービス制御エンティティSCEの柔軟性が拡大される。例えば、サービス制御エンティティSCEは、自身は以下のマルチパーティイベント、すなわち、会議が確立された、他のパーティが追加された、他のパーティが切断されたという指標を受信することだけに関心があるということをサービス交換エンティティSSEに示してもよい。結果として、サービス制御エンティティSCEは、他のマルチパーティイベントの通知は受信しない。]
[0067] 一実施形態に従えば、マルチパーティイベントの通知には、マルチパーティ呼を設定するための3つ以上の通信エンティティCE−A、CE−B、CE−Cのうちの1つからのリクエストが含まれており、そして、マルチパーティイベントを処理するための命令には、マルチパーティ呼が許可されているか否かを示す許可指標が含まれる。この許可指標に基づいて、サービス交換エンティティは、マルチパーティイベントのセットアップを許可するか否かを決定することができる。]
[0068] 一実施形態に従えば、動作902には、サービスロジックを適用することが含まれる。]
[0069] 一実施形態に従えば、マルチパーティイベントの通知には、マルチパーティイベントに関連付けられている少なくとも1つの通信エンティティCE−A、CE−B、CE−Cの指標が含まれる。ここで、サービス制御エンティティSCEは、マルチパーティ呼に関わる通信エンティティのアイデンティティが通知され、そして、この情報に基づいて次の動作を行うことができるようになる。]
[0070] 一実施形態に従えば、b)(動作902)には、さらに、マルチパーティイベントに関連付けられている少なくとも1つの通信エンティティの指標と組み合わせてサービスロジックを適用することが含まれる。この少なくとも1つの通信エンティティCE−A、CE−B、CE−Cの指標は、適切な手順を決定するるためのサービスロジックを適用する際に使用することができる。例えば、第2の通信エンティティCE−Bは、第1の通信エンティティCE−Aに比べて異質な通信エンティティであり、かつサービスロジックがこれを許可しない場合には、この手順は、マルチパーティ呼をセットアップするためのリクエストを終了させることができる。]
[0071] マルチパーティイベントは、以下のうちの1つであってもよい。]
[0072] 会議が確立された(66)
会議が切断された(67)
他のパーティが追加された(68)
分離された(69)
再接続された(70)
他のパーティが分離された(71)
他のパーティが再接続された(72)
他のパーティが分割された(73)
他のパーティが切断された(74)
会議が浮動している(75)
図8に関して記述される方法を実行するように構成されている、図4に示されるサービス制御エンティティSCEの一実施形態が提供される。] 図4 図8
[0073] サービス制御エンティティとサービス交換エンティティとを備える通信ネットワーク内で、3つ以上の通信エンティティの間のマルチパーティ呼を制御するための方法を実行するために、サービス制御エンティティSCEが、図4に示されるように提供されてもよい。] 図4
[0074] サービス制御エンティティSCEは、メッセージを受信するための入力デバイスI4と、メッセージを送信するための出力デバイスO4と、メッセージおよび情報を処理するためのプロセッサユニットPU4と、情報を記憶する及び/または取得するためのメモリME4とを備える。]
[0075] プロセッサユニットPU4は、入力デバイスI4を介してサービス交換エンティティから受信されるマルチパーティ呼に関連付けられているマルチパーティイベントの通知(動作901)を処理するように構成されてもよい。]
[0076] また、プロセッサユニットPU4は、マルチパーティイベントを処理するための手順を判定する(動作902)ように構成されてもよい。]
[0077] 加えて、プロセッサユニットPU4は、マルチパーティイベントを処理するための手順に従って、命令を出力デバイスO4を介してサービス交換エンティティSSEへ送信すること(動作903)を開始するように構成されてもよい。]
[0078] 一実施形態に従えば、サービス制御エンティティSCEの処理ユニットにロード可能なコンピュータプログラムが提供される。このコンピュータプログラムは、図7を参照して記載される方法を実行するように構成されているソフトウェアコードの一部を備える。このコンピュータプログラムは、コンピュータ可読媒体で構成されてもよい。] 図7
[0079] 別の実施形態に従えば、サービス制御エンティティSCEの処理ユニットPU4にロード可能なコンピュータプログラムが提供される。このコンピュータプログラムは、図8を参照して記載される方法を実行するように構成されているソフトウェアコードの一部を備える。] 図8
[0080] 別の実施形態に従えば、そのようなコンピュータプログラムを備えるコンピュータ可読媒体が提供される。]
[0081] サービス交換エンティティ
一実施形態に従えば、図9に示される方法が提供される。この方法は、サービス制御エンティティとサービス交換エンティティとを備える通信ネットワーク内で3つ以上の通信エンティティの間のマルチパーティ呼を制御するために、サービス交換エンティティSSEによって実行されてもよい。この場合、サービス交換エンティティは、
a)マルチパーティ呼に関連付けられているマルチパーティイベントの通知を受信すること(動作910)と、
b)通知をサービス制御エンティティへ送信すること(動作911)と、
c)マルチパーティイベントを処理するための手順に従ってサービス制御エンティティから命令を受信すること(動作912)と、そして
d)受信した命令に従ってマルチパーティイベントを処理すること(動作913)とを実行することを特徴とする。] 図9
[0082] 一実施形態に従えば、この方法は、さらに、指示されているマルチパーティイベントの通知を送信するためのリクエストをサービス制御エンティティから受信することが含まれる。]
[0083] 一実施形態に従えば、マルチパーティイベントの通知には、マルチパーティ呼をセットアップするための、3つ以上の通信エンティティのうちの1つからのリクエストが含まれており、この場合、マルチパーティイベントを処理するための命令には、マルチパーティ呼が許可されているか否かを示す許可指標が含まれる。]
[0084] 一実施形態に従えば、マルチパーティイベントの通知には、マルチパーティイベントに関連する少なくとも1つの通信エンティティの指標が含まれる。]
[0085] 一実施形態に従えば、d)(動作913)には、許可指標に従ってマルチパーティイベントを不許可にすることまたは許可することが含まれる。]
[0086] 一実施形態に従えば、マルチパーティイベントには、
会議が確立された(66)
会議が切断された(67)
他のパーティが追加された(68)
分離された(69)
再接続された(70)
他のパーティが分離された(71)
他のパーティが再接続された(72)
他のパーティが分割された(73)
他のパーティが切断された(74)
会議が浮動している(75)
のうちの1つが含まれる。]
[0087] 図9を参照して記載される方法を実行するように構成されている、図5に示されるサービス交換エンティティSSEの一実施形態が提供される。] 図5 図9
[0088] サービス制御エンティティSSEとサービス交換エンティティSCEとを備える通信ネットワーク内で、3つ以上の通信エンティティの間のマルチパーティ呼を制御するための、図5に示されるようなサービス交換エンティティSSEが提供されてもよい。] 図5
[0089] サービス交換エンティティSSEは、メッセージを受信するための入力デバイスI5と、メッセージを送信するための出力デバイスO5と、メッセージおよび情報を処理するためのプロセッサユニットPU5と、情報を記憶するまたは取得するためのメモリME5とを備える。]
[0090] プロセッサユニットPU4は、入力デバイスI4を介して受信されるマルチパーティ呼に関連付けられているマルチパーティイベントの通知(動作910)を処理するように構成されてもよい。]
[0091] プロセッサユニットPU4は、出力デバイスO4を介して通知をサービス制御エンティティへ送信すること(動作911)を開始するように構成されてもよい。]
[0092] プロセッサユニットPU4は、マルチパーティイベントを処理するための手順に従って、入力デバイスI4を介してサービス制御エンティティから受信される命令(動作912)を処理するように構成されてもよい。]
[0093] 最後に、プロセッサユニットPU4は、受信される命令に従ってマルチパーティイベントを処理する(動作913)ように構成されてもよい。]
[0094] 別の実施形態に従えば、サービス交換エンティティSSEの処理ユニットPU5にロード可能なコンピュータプログラムが提供される。このコンピュータプログラムは、図9参照して記載される方法を実行するように構成されているソフトウェアコードの一部を備える。] 図9
[0095] 別の実施形態に従えば、そのようなコンピュータプログラムを備えるコンピュータ可読媒体が提供される。]
[0096] INAPやCAMELアプリケーション部(CAMEL Application Part)(CAP、例えば、CAPv4、3GPP TS29.078および3GPP TS 23.078を参照)のようなINプロトコルは、本発明に従う能力をサービス交換エンティティSSEおよびサービス制御エンティティSCEに提供するために、下記の詳細な機能拡張のうち少なくとも1つによって修正されることが望ましい。]
[0097] a)CAMEL加入者からの呼の中にマルチパーティイベントが発生していることを示すために、新たなイベント検出点(Event Detection Point(EDP))である、「マルチパーティイベント」、が定義されてもよい。このEDPは、発信基本呼状態モデル(Originatingbasiccall state model(O−BCSM))と着信基本呼状態モデル(Terminating basic call state model(T−BCSM))との両方について定義される。]
[0098] イベントがレポートされることになる呼の区間(レグ)は、MPTYイベントの発生の通知を搬送するISUP呼進行(ISUP Call Progress(CPG))メッセージを受信するサービス交換エンティティSSEにおける区間(レグ)となる。]
[0099] b)新たなEDPマルチパーティイベントに供給するために、サービス制御エンティティSCEからサービス交換エンティティSSEへのリクエストレポートBCSM(Request Report BCSM(RRB))メッセージに新たなBCSMイベントが追加されてもよい。サービス制御エンティティSCEは、新たなBCSMイベントを備えるリクエストレポートBSCM(Request Report BCSM)メッセージを使用して、指示されているマルチパーティイベントの通知を送信することをサービス交換エンティティSSEにリクエストしてもよい。]
[0100] c)新たなEDPマルチパーティイベントをサービス制御エンティティSCEにレポートするために、サービス交換エンティティSSEからサービス制御エンティティSSEへのイベントレポートBSCM(Event Report BCSM(ERB))メッセージに新たなBCSMイベントが追加されてもよい。サービス交換エンティティSSEは、新たなBCSMイベントを備えるイベントレポートBSCM(Event Report BCSM)メッセージを使用して、マルチパーティイベントの通知をサービス制御エンティティSCEへ送信してもよい。]
[0101] d)イベントレポートBCSM(Event Report BCSM(ERB))メッセージの中で、パラメータ「検出点(Detection Point(DP))固有情報」が、指標、すなわち、例えば、追加されたり、分離されたり、再接続されたりする通信エンティティのような、マルチパーティイベントに関連付けられている通信エンティティの電話番号(ディレクトリ番号:directory number)を伝達する能力を伴って機能拡張されてもよい。この指標は、会議出席者番号と呼ばれる場合もある。サービス交換エンティティが、機能拡張されたパラメータを備えるイベントレポートBCSM(Event Report BCSM)を使用して、マルチパーティイベントに関連付けられている少なくとも1つの通信エンティティの指標を備えるマルチパーティイベントの通知をサービス制御エンティティSCEへ送信してもよい。]
[0102] さらに、サービス交換エンティティとサービス制御エンティティとに、本発明に従う能力を提供するために、ISUPプロトコルが下記の機能拡張によって修正されることが望ましい。]
[0103] a)ISUP呼進行(ISUP Call Progress(CPG))メッセージが、マルチパーティイベント通知に加えて、マルチパーティイベントに関連付けられている通信エンティティの会議出席者番号を搬送するように機能拡張されてもよい。]
[0104] 利点
先行技術に従えば、第1のエンティティCE−Aがマルチパーティ呼を確立することをリクエストする場合、このリクエストは、交換ノード203によって、そして(より少ない程度に)交換ノード204および205によって、処理されて実行される。サービス制御エンティティSCEは、第1の通信エンティティCE−Aがマルチパーティ呼の確立を開始していることを知らないであろうから、これによって、問題や望まれていない状況が生じることがある。例えば、サービス制御エンティティSCEは、第1の通信エンティティCE−Aがマルチパーティ呼を開始する許可を有するかどうかを検証し、そして、もしそうであれば、第1の通信エンティティCE−Aが特定の第2の通信エンティティCE−Bおよび第3の通信エンティティCE−Cと共にマルチパーティ呼をセットアップする許可を有するかどうかを検証することが必要となる可能性がある。第1の通信エンティティCE−Aが、例えば、国際マルチパーティ呼をセットアップすることを許可されていないことがある。また、SCEが、参加者の数を定義された最大数に制限することを望むこともある。]
[0105] サービス制御エンティティSCEがマルチパーティ呼の確立に気付かないことから生じるさらなる問題は、サービス制御エンティティSCEが、帯域内情報が呼の中の他のパーティに聞こえることがあることを知らずに、帯域内情報(例えば、アナウンス)を加入者へ送信することをサービス交換エンティティSSEに命令する可能性があるであろうということである。]
[0106] 実施形態に従えば、サービス制御エンティティSCEにマルチパーティ呼の確立を気付かせることによって、この欠点が克服される。]
[0107] サービス制御エンティティSCEは、例えば、マルチパーティ呼出および新たに接続された加入者のアイデンティなどのようなマルチパーティイベントについて情報提供されるであろうから、それに従って動作することができる。これによって、SCEが、呼の確立の際に、その呼の間にマルチパーティ呼の確立を許可することが容易になる。その呼の間にマルチパーティ呼が確立される場合には、SCEは、これに関して情報提供され、そして、マルチパーティ呼が許可されているかどうか、例えば、マルチパーティ呼に関与するパーティの電話番号を考慮して、判定してもよいであろう。SCEは、マルチパーティが許可されているかどうかを判定するために、異なる決定基準を適用してもよい。例えば、ある加入者は、国際的な会議出席者に関わるマルチパーティ呼を確立する権利がない等である。]
[0108] サービス制御エンティティSCEは、マルチパーティ呼の内部で実行される特定の動作(分割される、追加する、等)について情報提供されるであろう。これによって、サービス制御エンティティSCEは、誰が呼についての情報(音声/データ)を受信しているのかをその都度知ることができるようになる。これによって、特に、サービス制御エンティティSCEは、誰がトーンやアナウンスを聞くであろうかということを、自分がそのようなトーンやアナウンスを送信することを決定する場合に、知ることができるようになる。]
[0109] 本発明が、GSM、符号分割多元アクセス(Code Division Multiple Access(CDMA))、時分割多元アクセス(Time Division Multiple Access(TDMA))、ユニバーサル移動通信システム(Universal Mobile Telecommunication System(UMTS))、または4Gネットワークのような、任意の通信ネットワークにも実装されうることは明らかである。サービス制御エンティティは、典型的には、単一のデバイスとして実施されても良いし、または複数のデバイス上に分散されても良い。同じことが、サービス交換エンティティにも当てはまる。サービス制御エンティティとサービス交換エンティティとは、同一のデバイスまたはプラットフォーム上の別個の機能として実装されてもよい。]
[0110] また、サービス制御エンティティの処理ユニットにロード可能なコンピュータプログラムも提供される。この場合、コンピュータプログラムは、上述の実施形態と方法のうち少なくとも1つを実行するように構成されているソフトウェアコードの一部を備える。]
[0111] また、サービス交換エンティティの処理ユニットにロード可能なコンピュータプログラムも提供される。この場合、コンピュータプログラムは、上記の実施形態と方法のうち少なくとも1つを実行するように構成されているソフトウェアコードの一部を備える。]
[0112] また、上述のコンピュータプログラムの少なくとも1つを備えるコンピュータ可読媒体も提供される。]
[0113] 上述の記載は、限定されるものではなく、例示することが意図されているものである。従って、以下に記載される請求項の範囲を逸脱することなく上述の本発明に対する修正が行われうることは、当業者には明らかであろう。]
权利要求:

請求項1
サービス制御エンティティとサービス交換エンティティとを備える通信ネットワーク内で3つ以上の通信エンティティの間のマルチパーティ呼を制御する方法であって、前記サービス制御エンティティは、a)前記マルチパーティ呼に関連付けられているマルチパーティイベントの通知をサービス交換エンティティから受信すること、b)前記マルチパーティイベントを処理するための手順を判定すること、c)前記マルチパーティイベントを処理するための手順に従って、命令をサービス交換エンティティへ送信することを実行することを特徴とする方法。
請求項2
指示されているマルチパーティイベントの通知を送信することを、前記サービス交換エンティティにリクエストするステップを更に備えることを特徴とする請求項2に記載の方法。
請求項3
前記マルチパーティイベントの通知には、前記マルチパーティ呼をセットアップするための3つ以上の通信エンティティのうちの1つからのリクエストが含み、前記マルチパーティイベントを処理するための命令は、前記マルチパーティ呼が許可されているか否かを示す許可指標を含んでいることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
請求項4
前記b)は、サービスロジックを適用することを含んでいることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の方法。
請求項5
前記マルチパーティイベントの通知は、前記マルチパーティイベントに関連付けられている少なくとも1つの通信エンティティの指標を含んでいることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の方法。
請求項6
前記b)は、さらに、前記マルチパーティイベントに関連付けられている少なくとも1つの通信エンティティの前記指標と組み合わせて前記サービスロジックを適用することを含んでいることを請求項4また5に記載の方法。
請求項7
前記マルチパーティイベントは、会議が確立された(66)会議が切断された(67)他のパーティが追加された(68)分離された(69)再接続された(70)他のパーティが分離された(71)他のパーティが再接続された(72)他のパーティが分割された(73)他のパーティが切断された(74)会議が浮動している(75)ことの内の1つを含んでいることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の方法。
請求項8
請求項1乃至7のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成されているサービス制御エンティティ。
請求項9
サービス制御エンティティとサービス交換エンティティとを備える通信ネットワーク内で3つ以上の通信エンティティの間のマルチパーティ呼を制御するための方法であって、前記サービス交換エンティティは、a)前記マルチパーティ呼に関連付けられているマルチパーティイベントの通知を受信することと、b)前記通知をサービス制御エンティティへ送信することと、c)前記マルチパーティイベントを処理するための手順に従って命令を前記サービス制御エンティティから受信することと、d)受信した命令に従って前記マルチパーティイベントを処理することことを実行することを特徴とする方法。
請求項10
指示されているマルチパーティイベントの通知を送信するためのリクエストを前記サービス制御エンティティから受信することを含んでいることを特徴とする請求項9に記載の方法。
請求項11
前記マルチパーティイベントの通知は、前記マルチパーティ呼をセットアップするための3つ以上の通信エンティティのうちの1つからのリクエストを含み、前記マルチパーティイベントを処理するための命令は、マルチパーティ呼が許可されているか否かを示す許可指標を含んでいることを特徴とする請求項9または10に記載の方法。
請求項12
前記d)は、前記マルチパーティイベントを前記許可指標に従って不許可することまたは許可することを含んでいることを特徴とする請求項11に記載の方法。
請求項13
前記マルチパーティイベントの通知には、前記マルチパーティイベントに関連付けられている少なくとも1つの通信エンティティの指標を含んでいることを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載の方法。
請求項14
前記マルチパーティイベントは、会議が確立された(66)会議が切断された(67)他のパーティが追加された(68)分離された(69)再接続された(70)他のパーティが分離された(71)他のパーティが再接続された(72)他のパーティが分割された(73)他のパーティが切断された(74)会議が浮動している(75)ことの内の1つを含んでいることを特徴とする請求項9乃至13のいずれか1項に記載の方法。
請求項15
請求項9乃至14のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成されているサービス交換エンティティ。
請求項16
請求項1乃至7のいずれか1項に従う方法を実行するように構成されているソフトウェアコードの部分を備え、サービス制御エンティティの処理ユニットにロード可能なコンピュータプログラム。
請求項17
請求項9乃至14のいずれか1項に従う方法を実行するように構成されているソフトウェアコードの部分を備え、サービス交換エンティティの処理ユニットにロード可能なコンピュータプログラム。
請求項18
請求項16または17に従うコンピュータプログラムを備えるコンピュータ可読記録媒体。
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